10月13日　笑い祭り(和歌山・川辺町)

　

見ての通りである。
むちゃくちゃなメイクをしたブキミな「怪人」が、
「永楽じゃ〜、笑え笑え〜!」
とみんなを無理やり笑かしていくのである。
笑うことによって幸せが来るという。
和歌山の山奥でこんな祭りがひそかに伝えられていたとはにわかに信じがたいが、アメリカには「笑う宗教」というものが存在する。
そして、笑う時、人間の脳には脳内麻薬物質エンドルフィンが分泌されるのだが、このエンドルフィン、神に祈るときにも分泌されるのである。
だから笑うことと神に祈ることは直結しているのだ……と久々にまともな意見も言いたいのだが、この怪人のむちゃくちゃなメイクを見ていると、それも空しくなってくる。
どこでどう美的感覚が狂ったら、こんなメイクになるんだろう。

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